社長とは恋愛しません!
私が歩き始めると、社長は付いて来た。

今、私は幸せな気分だ。

好きとか好きじゃないとか、そういうの無しにして、私は幸せだ。


「その顔、反則。」

「えっ?」

「思わずキスしたくなるだろう。」

二人でまた、立ち止まる。

「……いいですよ。キス。」

社長は、じっと私を見た。

「なーんてね。」

歩き出した私の腕を、社長が掴んだ。

そして、近づく社長の顔。

重なり合う唇と唇。


私、社長とキスしてる。


顔が離れたら、社長は私の目を見ていた。

「そんな可愛い顔したら、またキスするよ。」

「どうぞ。」

そしてまた重なる唇。

会社の中で、何をやってるんだ?私達。



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