社長とは恋愛しません!
「週末の出張は、こちらのチケットをお使い下さい。」

「ありがとう。」

社長はチケットを受け取ると、自分のデスクに戻った。


もしかして、今日社長の家に行く事、密かに期待しているのは、私だけ?

ちらっと社長を見たけれど、クールに仕事をこなしている。

はぁー。そうだよね。いい大人が、何興奮してるのって感じだよね。

私も真面目に、仕事しよう。

私は、社長に頼まれた書類の作成に、取り掛かった。


内容は、今期の営業成績、良い点と悪い点。反省点。今後の視点と。

紙にペンで、いろいろ書いている。

綺麗な字。まるで上流階級のお坊ちゃまみたい。

いや、そうでした。社長は、御曹司だったんだもんね。

育ちはいいはずだよ。

私は、いろんな事を思いながら、書類を作成した。


そして、終業時間になった。

「はい!仕事終わり!景子さん、書類終わった?」

「えっ!す、すみません。まだです。」

いろいろ図面等入れていたら、予定より時間がかかってしまった。
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