社長とは恋愛しません!
「はい。」

そして、最高の料理。

さすが、本物のシェフが作るだけある。

シャンパンも最高だった。

私は、すっかり目の前の、料理とお酒に酔いしれていた。


「社長、ありがとうございます。」

私は、素直に頭を下げた。

こんな特別な時間、私の為に作ってくれたなんて。

幸せな時間が、ここには流れている。

「よかった。景子さんが、満足してくれて。」

いつの間にか社長は、隣の椅子に座っていた。


「あれ?」

見るとシェフはもう、キッチンにいなかった。

私達に気を遣って、こっそりと帰ったようだ。

「景子さん。」

見ると、社長が大きく手を広げている。

「抱き締めさせて。」

まさかここまで来て、何もしない訳にはいかない。

私は社長の腕の中に、自分の身を委ねた。

ねえ、社長。私、今日は下着も新品です。
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