社長とは恋愛しません!

第4章 吐息の中

社長と見つめ合う中、顔が近づいてきて、キスをする。

舌を絡める、大人のキスだ。

「ふぁ……」

社長、年下のクセに、キスが上手い。

いつの間にか、とろけてしまう。

「おっと。」

腰が砕けて、社長に支えられてしまった。


「シャワー、浴びる?」

社長の吐息がかかって、私は思わずうんと頷いた。

もう下着なんて、どうだっていい。

裸になれば、そんな物関係ないもんね。

私は、社長に誘導され、浴室に行った。

社長の家の浴室は、淡いベージュ色で統一されていて、優しい社長にはお似合いの色だった。


蛇口をひねると、シャワーが流れてきた。

「ボディーソープ、借ります。」

ポンプをプッシュすると、高級な香水の香りがした。

「何て、いいソープ使ってるんだよ~!」

それで体を念入りに洗って、泡を流した。

「よし。臨戦態勢OK。」

蛇口をキュッと捻って、浴室を出た。

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