キミの隣は特別席
門に近づくと話し声が聞こえた。ちょうど門の柱の影になってて気がつかなかった。
「社長に会いたいから、今度の日曜会えるようにしてくれないか?」
この声は、優一?
「やっとあたしと付き合う気になってくださったの?」
この若干高めの声…灘崎さんだ!
「社長に伝えといて、じゃあ。」
優一は灘崎さんを無視して話した。
しばらくしたら、白い車が動き出した。
「早く帰るぞ?」
優一があたしたちに気づいた。
松堂は用事があると言って先に帰ってしまった。絢と別れて、優一と2人になってしまっ
た。
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