キミの隣は特別席

無理矢理乗せられた。見た目もシルバーでかっこいいけど、中もすごかった。足下に白色の小さな箱がある。

なんだろ?


「ここまで行って。」

運転手さんにメモを渡す松堂。住所っぽいものが書いてあった。


「どこに行くのかな?」

絢が心配そうに聞いてきた。…ほんとどこ行くんだろ?





「はい、着いた!」

数分後、大きな家が建ち並ぶ住宅街に着いた。

「ここどこ?」

「う〜ん、秘密。もうすぐわかると思うから待ってて!」


何かに気づいた松堂が車から出て行った。


「ゆーいーちー!こっち!」

…優一?!


ネクタイを緩めながら優一が近づいてきた。


…スーツ着てる!?似合う!かっこいい!






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