キミの隣は特別席
いろんな話をしながらご飯を食べた。
雪音ちゃんはこの辺では有名な私立学校に通っていて毎日つまらないらしい。
「なんでつまんないの?」
と聞くと。
「今まで、樹や優一と一緒にいたから女友達いなくて・・・今ね、学校とってもつまんないんだ。」
と悲しそうに話した。
「2学期から俺達と通えるように今、雪音の兄を説得してんだ。」
と松堂が言った。
「なんでお兄さん?」
「雪音の兄、雅さんはシスコンなんだよ。親は通っていいて言ってたんだけど…雅兄さんは反対してんだよ。」
と優一は説明した。
…シスコン?!
「雪音ちゃん!これたら仲良くしようね!」
と絢が言った。
「同じクラスになるといいね!」
あたしも言った。
「そのためにはいろいろと大変なんだよ!明日も雅兄さんに会わないといけないし…」
嫌そうな顔をして松堂はため息をついた言った。その隣で雪音ちゃんは嬉しそうな顔をしていた。
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