キミの隣は特別席

朝いた市場まで歩いて向かった。

「優一!ここよっていい?」

マナが指したのは雑貨屋さん。

「いいよ」

貝などを使った小物が置いてある。女の子が好きそうなものばかり。

マナたちと少し離れて眺めていた。


「何かお探しですか?」

振り向くと若い女の店員が立っていた。

「いや…」

こういうのが一番苦手…

「もしかして彼女さんにですか?」

頬を赤く染める店員…

「いや…」

どっか行ってくれないかな…




「優一!」

マナに呼ばれた。

助かった…正直そう思った。



手に袋を持っている2人のもとに行った。




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