キミの隣は特別席
マナside

この日の夜。

「おさきに!ってあたしがお風呂最後か!」

一つのベットに絢と雪音ちゃんがおしゃべりをしていた。

「何話してるの?」

「今日作ったものの調理方法を教えてんだよ。マナちゃんも作ったものを教えてあげたら?」

「わかった!」

「マナちゃん!ありがと!」

紙とペンを持ってベッドに乗った。


一通り簡単に教えて上げた。



「今日の優一に手伝ってもらったの?」

と雪音ちゃんに訪ねられた。

「そうだよ?」

「優一上手だよね?」

「亜季姉さんに教わっていたからね。」

雪音ちゃんは羨ましそうに言った。






「マナちゃんは優一のこと好きなの?」

突然雪音ちゃんに聞かれた。

「な、何言ってんの!?」

「違うの?」

と絢にまで言われた。


あたしが優一を……?

あり得ないから!!

「あいつはライバルだよ!!」

「えぇー!」

「えぇーって何よ!雪音ちゃん!!」

「だってマナちゃん、絶対っ!優一のこと意識してるでしょ?」

優一を意識する…?





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