キミの隣は特別席

「離れるの嫌ってことは、優一のこと好きってことだね。」

雪音ちゃんが言ったことに、絢が頷いた。

「えっ!?あたしがっ」

優一のことを…

「自覚した?」

「……う…ん…」

自覚したのかな?


「優一、名前の通り優しいから。頑張って応援してる!」

「あたしも応援する!」

「あ、ありがとう…」



優一のこと好きなのかな…?


「まだ、はっきりとしないみたいだね?」

と絢。

「うん…」

また、顔に出てたのかな?

「ゆっくりとでいいんじゃない?」

と雪音ちゃん。

「春沢君と一緒にいれば好きって自覚するかもよ?」



優一のことが好きか…

どうなんだろう…






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