キミの隣は特別席
「お前ら、文化祭で何するか決めろ。学級委員長!前に出ろ!」
先生がそう言った。男女2人が黒板の前に出た。
「何する?ステージ発表か飲食系か。」
男子の学級委員長がめんどくさそうに言った。
「メイド喫茶!」
「劇」
「ホスト」
クラスの人たちがいろんなことを言っていく。
「あ、お前ら真面目にしろよ?一番人気だった所には食堂の無料券貰えるから。」
先生がそう言うと、クラスの男子が盛り上った。
無料券か…食堂の餡蜜おいしいんだよね…
「ねぇ!御伽噺喫茶はどう?」
クラスの中心的な女子が言った。
「御伽噺喫茶?」
「童話に出てくるシンデレラや白雪姫の格好して接待するの!どう?面白そうじゃない?」
「面白そう!」
クラスが盛り上った。
これで決まりかな?
「もういい?これで決定でいい?」
と学級委員長。
「いいよ~」
案外早く済んだ!!
「後は。」
えっ!?まだあるの?
「ミスター&ミスコンの出場者を決める。クラス男女1人ずつ。予選有。
出たい奴いる?」
「佐原さんが出れば優勝間違いないよ!!」
「えっ!?」
絢が驚きの声を上げた。
まぁ…絢が出れば優勝間違えないか…
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