キミの隣は特別席

今日のミスコンは12時から始まる。

始まる少し前優一たちと空き教室で待ち合わせをした。



「絢可愛いね?」

「ありがと!マナちゃんも可愛いよ!」

照れる…

「ありがと」

コンコンとノック音がした。

「入っていい?」

雪音ちゃんの声がした。

「どうぞ」



「樹!優一と先に体育館に行ってて」

「OK」

ドアの向こうでそんな会話をしたかと思うと優一の怒る声がした。


何やってるんだろう…



「やっぱり可愛い!!2人とも!!」

上機嫌で雪音ちゃんはあたしと絢のメイクをしてくれた。


「これで優一を瞬殺しちゃえ!!」

雪音ちゃんはこれまでにないほどテンションが上がっている。


優一を瞬殺か…できるかな?






時間が近づき優一が待ってる体育館に…


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