キミの隣は特別席

何やってるのよ!


あたしの緊張はピークに達していた。


「どもありがとうございました!」

ステージの端によった。



あたし出る必要あったのかなぁ?

「マナ…」

小声で優一に話しかけられた。

「ん?」

「出てくれてありがとな」

優一が…お礼を言った!?出てよかった…





女子の番になり、絢が出てきた。

「彼氏いないんですか?」

と司会が尋ねている。

「はい。」

「では好きな人は?」

「いません。もし好きな人が出来たら自分から告白したいです。」

無理しちゃって…好きな人いるのに…でも、言えないか…






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