キミの隣は特別席

休憩

マナside


絢と叔母の店『lily』に行った。

涼先は後で来るらしい。


「実は、りん姉に呼ばれてるの」

「姉ちゃんに?」

絢は頷いた。



店に入ると2人のバイトと叔母が料理を運んだり、メニューを取ったりしてる。

「いらっしゃいませ。二名様ですか?」

バイトの男の人に聞かれた。

鼻の下のばしてるし…絢に落ちたな…

「百合子さん呼んでもらえませんか?」

と絢。

「百合子さん!」

と叔母を呼んでくれた。


「あら!いらっしゃい。りんちゃんから聞いてるわ。あっちに予約席あるから」

指差した方にはテーブルの上に予約席と書かれた札が置いてある。

「行こ、マナちゃん」

「うん」

わざわざ予約までとってるの?あたしが急に行っていいのか?


「マナちゃんが行くって言ったからりん姉にメールしたの」

そっか、よかった…






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