キミの隣は特別席
涼先にも同じように章吾さんを紹介した。
「へぇ~りんの先輩になるんだ。」
と涼先。
「何の職業を?」
「俺は高校の数学教師です。」
「マナたちが通っている学校の先生だよ」
と姉ちゃんが付け加えて説明した。
「今日文化祭だったんですよ。その反省会と片づけで遅くなったんです。
絢、マナちゃん、今日のミスコン見たよ。すごかったね?あれだったら絢が女子一番になるよ。」
「ありがとう。涼ちゃん!」
「マナも出てたの?」
姉ちゃんに聞かれ頷いた。
…おまけで出たんだよ!!結果的に優一の女よけになったし…なったのか?
2時間ほどでお開きになった。
「マナちゃん!また明日ね!!」
絢は涼先と一緒に帰っていた。
「りん、マナちゃん。家まで送るよ。」
「ありがとうございます。」
お店から家までそんなに離れていない。
すぐに家に着いた。
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