キミの隣は特別席
翌日の昼休み

二学期が始まっても優一たちと弁当を食べていた。
一つかわったことは雪音ちゃんが加わり、松堂のお昼ご飯が弁当になったぐらい。



「ミスコンの結果って昼休みに出るんでしょ?見に行かなくていいの?」

と雪音ちゃん。

行かなくても、女子の優勝は絢だよ…男子は誰かな?やっぱり優一かな?

「行かなくていいよ。めんどくさい。」

とコーヒーを飲みながら答えた優一。

「廊下が騒がしくなってきた。」

雪音ちゃんが持ってきた弁当をつつきながら松堂が言った。

「発表になったんじゃない?」

と絢。







予鈴がなる5分前。教室に戻るため空き教室を出たら人が走り回っていた。

…弁当食べている時は常に占めてるからね!誰も入ってこれないんだよね!

「何かあったのかな?」

「発表があったからじゃない?」

と優一だけが答えてくれた。



「いたぁ~~!!!」

数人の人があたし達の方を指差した。

な、何!?







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