キミの隣は特別席

「春沢君!」

「佐原さん!」

「優勝おめでとう!!」

…優一も優勝したの?嬉しいけど、嬉しくない…

絢と優一は笑顔でお礼を言っている。




「もうチャイム鳴るから、みんな教室もどろ?」

鶴の一声ならぬ、絢の一声でみんな教室に戻りだした。



「マナ?」

優一に呼び止められた。

「何?」

「怒ってない?」

はぁ?何言ってんの?

「怒ってないけど?」

「ならいい。じゃあ、また後で。」


なんだったんだろう…?










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