キミの隣は特別席

クリスマスマジック?

優一side


文化祭から2ヶ月ぼどが経った。

「あと1ヶ月ぐらいでクリスマスだね。」

隣で樹が言った。

「そうだな…」

そう言えば、今年もするのか?

「優一!今年もするの?」

「さぁ?兄貴から連絡もらってない。」

親父たち帰ってくるかな?






「優一!!英和辞書貸して!」

マナが入ってきた。

「はい、これでいいか?」

「ありがとう!」

マナが教室に帰っていった。



「最近雰囲気がやわらかくなったよな?」

と樹。

「誰が?」

持ってきた経済雑誌を読みながら聞いた。

「優一が。」

「俺?」

樹と雪音が頷いた。

「どこが?」

「マナちゃんに対する態度が…なんとなく」

と雪音。

「そうかな?」

「気づいてないならもういいじゃん」

はぁっとため息をついて樹が言った。






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