キミの隣は特別席

「やったー!!今年もするんだ!?」

昨日ことを話すと雪音は嬉しがった。

「今年から同伴なんだ。なんで?」

樹に聞かれ

「知らない。兄貴に聞け。」

と答えた。

「樹、一緒に行こうね。」

「うん。優一はどうす?」

どうするかな…春沢が主催するのだからな…行かないといけないし、やっぱりマナを誘うか…


「マナちゃんを呼ぶの?」

と雪音。

「頼んでみる。」

「じゃぁ〜あたしとマナちゃんのドレス兄さんに作ってもらおう。」

「まだ、決まった訳じゃないぞ?」

「いいじゃない!」

「優一、膳は急げだ!今からマナちゃんの所行って頼んで来い!」

樹に背中を押された。

…今からって、どうせ次の時間が終わったら昼休みだ。その時でいいだろう?

「もうすぐ授業始まるから昼休みな?」

「もうそんな時間?」

「先生来たし。また後だな」


2人はそれぞれの席に戻った。

雪音はちゃんとクラスの中にとけ込んでいる。樹も安心だろうな








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