キミの隣は特別席

約束の土曜日


運転手の杉本さんに頼んで、来てもらった。

「お久しぶりです。」

「久しぶり、元気でした？」

「はい。」

「最初はこの住所まで。」

「わかりました。」

紙切れにはマナの住所が書かれている。




俺のマンションからそんなに離れていないマナの家まで数分で着いた。

「呼んでくるから、待ってて。」

車から降りると、マナと佐原が家の中から出てきた。

「おはよう！優一」

「おはよう」

「春沢くんちの車も綺麗だね！？」

佐原は始めて見たのか

「さっさと雪音の家に行くぞ！」

２人は後部座席に俺は助手席に乗った。
杉本さんに雪音の家に行くよう指示した。





「「すご！？」」

雪音の家の玄関前。

「いらっしゃい！」

大きな扉が開いたら雪音が出てきた。隣には雪音の世話係のメイドさんがついている。

また、新しいメイドになってるし！これで何人目だ？

「じゃぁ俺はこれで。また後で時間があったら行くから。」

俺の役目は終了。早く兄貴のところに…

再び車に乗り込んで家に向かった。ここらはとても広くて車で移動しないと無理だ！






.