キミの隣は特別席

「紅茶が冷めないうちに食べよ!」

雪音がうながした。

全員でこれ食べきれないだろう…









みんなで話をしながら食べていると

「お邪魔します」

「あっ!?パパ!!」

美紀が椅子から飛び降りて、兄貴に抱きついた。

「結構早かったな。じじいどもに捕まってたらもう少しかかるのかと思ってた。」

「あぁ…実はさ…亜季がつわりをな…」

兄貴が照れくさそうに、ハニカミながら言った。

つわり?ってことは…

「おめでとう!!亜季さんは?」

雪音が話しに飛びついた。

「亜季は家にいるよ。美紀!お姉ちゃんになるんだぞ!」

「お姉ちゃん!?」

「そうだ。ママに会いに家に帰ろうか?」

美紀を抱き上げながら兄貴が言った。美紀がうんと言ったから、兄貴たちは帰っていった。









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