キミの隣は特別席
マナside

今日で2学期も終わり、そして今日の夜誘われたパーティーがある。

優一や雪音ちゃん、松堂が一緒だから大丈夫でしょ?


「最近嬉しそうだよね?」

教室で2学期最後のHRの時言われた。

「そう?」

「あっ!今日が楽しみなんでしょ?」

「少し」

「楽しんできてね?」

あたしは頷いた。



「今日だけど、準備があるから3時ごろ迎えに行く」

別れ際優一に指示され、あたしはうんと返事をした。





3時ジャストに来てるし!?

「今日はマナさんをお借りしますね?」

自分の部屋から急いで1階に下りると、母さんと優一が話していた。

「遅いわよ!マナ」

「これでも急いで下りてきたのよ!
優一行こう!」

「あぁ」



「きおつけて。マナのことよろしくお願いしますね?」

「はい。」

玄関でそう挨拶をして、杉本さんが運転する車に乗り込んだ。



パーティーってどんなんだろう?



未知の世界に飛び込むようでとってもうきうきしていた…でも…まさかあんな事になるなんて…








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