キミの隣は特別席

「今日のリストある?」

挨拶しようかと思ったのに!

「昇太が持ってる。」

お義兄さんパソコンから目を離さず言った。

誰だろう?昇太さんって

「わかった。で、昇太さんは?」

「そのうち来るよ」

そう言い終るとドアをノックする音が聞こえた。お兄さんがさっきと同じように返事をすると人が入ってきた。



「おっ!来てたのか?」

この人が昇太さんかな?

「久しぶりです。今日のパーティーのリストありますか?」

「あぁ、これか?今日一応呼んでるのはお得意様とかだ。優一の前の学校の奴もいると思うからきおつけろ。
この子がマナちゃん?」

「はじめまして。城田マナです。」

会釈をした。

「こっちこそ初めまして、優輝の第一秘書の藤本昇太です。」

にっこり笑顔で挨拶された。

優一といいお義兄さんといいこの昇太さんといい、ここはかっこいい人多い!!



「このリストもらっていくから!マナ行くぞ!」

いきなり腕を引っ張られ書斎から連れ出された。

何なのよ!いきなり!?





「ここで待っとけ」

玄関でそう言って優一はどっか行ってしまった。

いったいなんだろう?









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