キミの隣は特別席

「そろそろ兄貴たちも来ただろう。パーティー会場に行くか?」

優一に尋ねられた。

「うん。松堂たちは?」

「先いったんだろう」

優一にエスコートされるようにパーティー会場に向かった。

会場はこのホテルの最上階。とても見晴らしがよくて夜景が最高らしい…
優一が言うには






「人多いいね」

立食パーティーらしく、女性が着てるドレスの派手さと同様に料理も豪華…

「マナ、一つ言っておくけど名字は名乗るな!マナとだけ挨拶しろ」

優一の言い方に圧倒されて、うんと頷いてしまった。




「行こうか?」

「うん…」



パーティー会場に一歩足を踏み入れた……







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