キミの隣は特別席
「「あけましておめでとう」」
車に乗り込んだら、樹と雪音が叫んだ。
「あぁ…」
「何があぁ…だよ!きちんと新年の挨拶しろよ!」
樹にバシッと叩かれた。
「あけましておめでとう」
「声が小さいわよ!」
次は雪音に叩かれた。
車は小型バスで、中には樹の姉夫婦、雪音の兄とその彼女と俺の兄夫婦。
樹と雪音の親たちは今年来ないのだろうか?
そんなことどうでもいいか…
マナに会いたいな……
そんなことを思っていると、この辺りでは大きな神社についた。
やっぱり人多いいな…最悪
「3時間ほど経ったらここに集合しといてください。」
小型バスの運転手に言われた。
「3人で行くか」
と樹に言われて、雪音と樹でお詣りしに行くことになった。
マナも佐原たちとお詣りしてるのかな?
頭に出てくるのはマナの事ばかり…
「春沢くん!!」
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