キミの隣は特別席
振り返ると、赤色の着物を着た女の子が立っている。
誰だっけ?見たことはある…
「佳苗だよ」
雪音が後ろで小さく言った。
佳苗?誰だ?
……あっ!?電気メーカーの
「あけましておめでとう!春沢くん」
「こちらこそ、あけましておめでとう」
早くどっか行ってくれないかな?
そんなことを思っていると
「少し話したいことあるんだけど…いい?」
顔を赤らめて尋ねられた。
俺は別にいいけど…
樹たちの方を振り返ると、クチパクとジェスチャーで「行ってこい」とされた。
佳苗という女について行ったら、神社の裏に着き足を止めた。
「こんな所でごめんね?」
「いや‥それより話しって何?」
さっさと本題に入れよ!なんとなく言われることは分かる
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