キミの隣は特別席


「優一!」

「ん?」

足を止めて、あたしの方を見る優一

覚悟を決めなければ!!


バックからラッピングをした箱を出した。

「これ…」

「俺の?くれんの?」

「……う、うん」

「ありがとう」

顔が暑い…

おそらく今のあたしの顔は真っ赤だ


顔をゆっくり上げて、優一を見た。

優一は嬉しそうな表情であたしがあげた物を見ている





「じゃあね!」

「えっ!?あぁ!またな」


ダッシュで家に入った。玄関に寄りかかって、息を整える







あたし…優一にチョコあげたんだ…



優一、手紙読んでくれるかな…?






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