キミの隣は特別席

丸い形をしたガトーショコラが入っている。


やっぱり上手だな…

フォークをガトーショコラに突き刺し一口サイズにして口に入れる。

甘さ控え目でとても美味しい…食べれないことは無いけどこれぐらいの甘さが丁度いい…


全て食べてしまった。

なんだこれ?
箱の底に紙が入っている


俺はその手紙を読み終わると、気がついたら家を飛び出していた。


マナ…









『優一へ

この手紙を読んでくれているって事は、チョコを食べてくれたと言う事だよね?
美味しかった?




あたし、優一に言いたい事があります。
パーティーの時はごめんなさい。あの時、あたしと優一は住む世界が全然違うって着き付けられた気がして、優一にあんなことを言ってしまいました。本当にごめん!
その後、絢たちに励まされて、このチョコをわたしました。


このチョコは気持ちを込めて作りました。
言わば、本命かな?




正直に言うと、優一のことが好きです。




最初はただのライバルとしか見てませんでした!でも気がついたら…
ごめん、こんなの迷惑だよね?

チョコを食べてくれてありがとう

             マナ』







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