キミの隣は特別席


遊園地に着き、優一からチケットを渡された。

「人多いな…」

優一がそんなことを言った側から…


うわぁ…痛っ!?足踏まれた!!

一瞬だけ優一から目を放しただけなのに……あれ?優一?

「優一!!どこ?」

「何やってんだよ!」

「ひやぁ!?」

後から優一に声をかけられ、腕を引っ張られた。

「いきなり消えたからびっくりした」

それはこっちの台詞だ!!





「はい」

優一は手をあたしにだした。

「何?」

あたしがそう聞くと、優一は顔をしかめた。

「おまえなぁ…手出したら気づくだろ?」

優一はあたしの手を取った。

「早く行こうか?」

今までにあまり見たこと無いほどの笑顔

「…うん」




何から乗ろうかな?






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