キミの隣は特別席

「教えてほしいですか?」

「当たり前だろ?」

焦らさず早く言え!!


「教えてあげますから、生徒会に入れさせてください!」

落ち着いてきたのか、口調が柔らかくなった。

「面接受けろ。ひいきはできないから。で、マナの場所は?」

「……体育館です。」

下唇を噛みながら言う加藤。


俺はその言葉を聞いて、急いで向かった。






マナ!無事でいてくれ!!








ガシャンッッ!!!








体育館倉庫のドアを勢いよく開けた…





「マナ!?」



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