キミの隣は特別席

「てめぇ~誰?」

柄の悪い男が数人が倉庫にいる。

かすかにすすり泣く音…

「マナはどこだ?」

「マナ~?あっ!この子?」

「こいつ加藤が言ってた生徒会長じゃね?」


男の間からマットに倒されているマナがいた…


俺の中の何かが切れた…


「そこをどけろ!!」

「あぁ?」

「どけろと言ってるのが聞こえないのか?」

男たちを睨みつけた…

「こんなかわいい子簡単に手放すと思う?」

マナに覆いかぶさっている男がニヤニヤしながら言う。



気が付いたら拳を男に向かって振り落とし…


「生徒会長がそんなことしていいの?」


ピタリと拳が止まった…





「…優一…」

耳にマナの声が聞こえた気がする…




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