キミの隣は特別席

マナと雛見のキスシーン


嘘だろ?マナあんなにびくびくしてたじゃん…雛見が勝手にしてきたのか?



「ごちそうさま。」

そう言って雛見は俺とは反対方向に歩いて行った。





「マナ…」

「優一…」

驚きた顔をしているマナ。




「今の…」

「見てたの?」

呆然として何も考えられない…

「あぁ…なんで雛見と?まだ、雛見のことが好きなのか?」

「あたしが好きなのは優一だよ!?」

「嘘だな…なら、なんで抵抗しなかった?」

心とは裏腹な言葉が次々と出てくる…

「いきなりでびっくりしたの!!」


俺の腕を掴もうとしたマナの手を払った。

人気のない廊下にバシッと叩いた音が響く


「…優一…ごめん…」

謝るな…俺の方が悪いのに…守るって言ったのに…



マナは泣きそうな顔で走って行った。





マナ…





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