キミの隣は特別席

「悪いけどお前ら3人手本見せてやってくれないか?」

この先生、柔道できないな?

「春沢、俺と手本がてらにしよ?」

雛見は近づいてきて…耳元で



「マナを賭けてさ」


そう言い、にやりと笑った。

「先生、俺と雛見で組み合ってもいいですか?」

「いいぞ。試合見せてやれ。」

絶対負けない!!


「樹、審判よろしく」

「えっ!?俺?」

うんと頷いた。





「始め!」

樹の声で始まった。



「眼鏡かけてなくていいの?」

と声を掛けられた。

「目、悪くないから。」



数分後…

「なんで?」

「俺の勝ちだな?もうマナに手を出すなよ?」

俺の前で大の字で倒れている雛見。

「雛見はいつから柔道を?」

倒れている雛見に樹が問いかけた。

「小6かな」

「それじゃあ優一に勝てっこないよ。」

陽気言う樹。

「どうゆう意味だよ!」



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