キミの隣は特別席
マナside

「今日休むから」

いつまでたっても起きないあたしの部屋に来た母さんに言った。

「どうしたの?」

「行く気がしないの…」

頭から布団をかぶった。

「優一くんと喧嘩?」

「うるさい!!」





どうやって謝ろう…

優一どうしてるかな?



頭の中は太陽のことを忘れて優一のことばかり







考え事してても、お腹は減るもので一旦起きて適当にご飯を食べた。


「マナ、今から百合子と買い物行って来るからね!いい?」

「いいよ」

百合子叔母さんと買い物か…姉妹で仲いいことで…夜まで帰ってこないな…







部屋に入る日がオレンジ色になった。


ピーンポーン


誰だろう?もしかして優一!?



確認もせず玄関に出てしまった…




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