キミの隣は特別席

「部屋狭い!」

雪音ちゃん…こうゆうところを見ると、雪音ちゃんはお嬢様って感じがする…

「仕方ないよ、雪音ちゃん」

「そうだよね…」

ぶすっとして、ベットに座った。


「ちょっと出てくる」

そう言い、部屋に2人残して出た。





優一どこだろう?

ホテルの一階に降りるとラウンジに先生たち数人と優一がいた。

何話してんだろう?


「それは先生方がするべきでしょう?」

「そこを頼む。なっ?」

「はぁ~わかりました。」

溜息をすると優一はこっちに向かって歩いて来た。




「マナ?どうした?」

「優一がどこに行ったのかなって」

素直に話しとかないと…

「先生たちに頼みごとされたんだよ。俺、人望熱いから」

「何頼まれたの?」

「いろいろ」

話してくれたっていいのに!!





「あっ!優一」

松堂がエレベータから降りてきた。

「何かあったのか?」

「ああ、すぐ来てくれ。」

「わかった。マナは部屋に戻れ、晩御飯に遅れるなよ?」

ぽんぽんと頭を撫でられて、あたしは部屋に戻った。





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