キミの隣は特別席
夕食の時間。今日はバイキング。
席はクラスでテーブルが決まっているけど、席は決まっていない。
もちろん、いつものメンバー+太陽で固まっている。
「ちょっと行ってくる。」
優一が急に待ちあがった。
「どこ行くの?」
「まぁ、見てればわかる。」
見てればわかる?
優一は先生からマイクを受け取ると、中心に立ち、あいさつを始めた。
これを頼まれたのかな?行く前何にも言ってなかったし
「これからたくさん思い出を作ってください。最後に誰かに迷惑をかけないでください。迷惑を掛けられた人は先生か俺に言ってください。」
そう言い、マイクを先生に返し戻ってきた。
「なんであんなことを?」
迷惑を掛けられた人とか…
「ちょっと資料館でトラブルがあったらしい。そのため。」
「トラブルねぇ」
みんな羽目を外しちゃうよね!
部屋に戻って、3人でリラックスしていると
コンコン
「誰だろう?」
「春沢くんたちだったりして」
絢が欠伸して言った。
雪音ちゃんがドアを開けに行った。
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