キミの隣は特別席

夕食の時間。今日はバイキング。


席はクラスでテーブルが決まっているけど、席は決まっていない。
もちろん、いつものメンバー+太陽で固まっている。

「ちょっと行ってくる。」

優一が急に待ちあがった。

「どこ行くの?」

「まぁ、見てればわかる。」

見てればわかる?




優一は先生からマイクを受け取ると、中心に立ち、あいさつを始めた。

これを頼まれたのかな?行く前何にも言ってなかったし


「これからたくさん思い出を作ってください。最後に誰かに迷惑をかけないでください。迷惑を掛けられた人は先生か俺に言ってください。」

そう言い、マイクを先生に返し戻ってきた。




「なんであんなことを?」

迷惑を掛けられた人とか…

「ちょっと資料館でトラブルがあったらしい。そのため。」

「トラブルねぇ」

みんな羽目を外しちゃうよね!










部屋に戻って、3人でリラックスしていると

コンコン

「誰だろう?」

「春沢くんたちだったりして」

絢が欠伸して言った。

雪音ちゃんがドアを開けに行った。






.




< 330 / 342 >

この作品をシェア

pagetop