キミの隣は特別席

部屋に沈黙が流れる…

どうすればいいのかな?


「マナ…」

「な、何?」

ベッドに座れと指示されたので、仕方なく優一の隣に座った。


「マナがさ、初めてだってこと知ってるから。俺一応キスだけで我慢してた。」

「う、うん」

恥ずかしい…

顔が熱くなる…


また、沈黙。それを破ったのは

「優一…」

あたしだった。

「なんだよ?」

「が、我慢しなくていいよ?」

「はっ!?本気で言ってるのか?」

うんと頷いた。


「途中でやめたりしないからな?」

「はい…」

ベッドにゆっくり押し倒された。



それから今までに経験したことのない時間を過ごした…




暖かくて

甘い

時間を…





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