キミの隣は特別席
「ん…」
もう朝?
「おはよう」
優一と目があった。
「おはよう…」
そっか…あたし、優一と…
「何顔赤くしてんだよ?」
「なんでもない!」
恥ずかしくて布団をかぶった。
「マナ」
「何?」
「指、見ろ」
指?
顔を出して両手を出した。
左の薬指にきらりと光るものが…
「えっ!?」
「ペアリング。知り合いに作ってもらった。」
知り合い?ってか、ペアリングだから
優一も手を出して、あたしに見せてくれた。
「ありがとう…優一」
「あぁ…」
コンコン!
「2人とも起きてる?」
雪音ちゃんの声だ!!
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