キミの隣は特別席
優一side


マナがぐっすり寝ている隙に指に指輪をはめた。

前に佐原にマナの指のサイズを聞いた。修学旅行までに間に合うのか心配だったけど間に合ってよかった。



「優一!起きないと!」

「そうだな…」

ばさっとマナが布団から出ようとした瞬間

「ぎゃっ…んぐ」

「朝から大声だすな!今のは自分のせいだ」

裸なのに急いで布団から出るからこうなるんだよ!

「ごめん!いいから後ろ向いてて!!」

「わかった。」

溜息をついてそう言った。


俺も着替えるか…

ラフな格好でいいか

ジーパンにTシャツ。

「もう大丈夫だよ!」

照れながら言い、ドアに向かった。

「あたし部屋に戻るから!」

「待て!」

「何?」

マナは振り返ろうとした時


後ろからぎゅっと抱きしめた。





.

< 339 / 342 >

この作品をシェア

pagetop