キミの隣は特別席


……でか?!お、お城?!


「行くぞ?」

あっ!置いて行くな!


「大きい家?城?」

「家だよ…俺の実家。今は兄貴夫婦とその子供が住んでる。」

「春沢のお父さんとお母さんは?」

「海外…数ヶ月帰ってきてない。」


はぁ?!

「はぁ~親父は兄貴にこの家と会社を全部渡して母さんと海外の別荘にいる。」

すごっ?!さすがお金持ちって感じがする。


春沢は重そうなドアを開けた。


うわぁ~広っ!?あっ、くつのままでいいんだ…


「優輝!!優一くん来たよ~!可愛い彼女つれて!」

一番近くの部屋から女の人の綺麗な声が聞こえた。



「今の義姉さん、つまり兄貴の奥さん。」

へぇーそうなんだ。綺麗な声だったな~




ガチャ-


「おかえり!優一」

目の前には美男美女!

女の人の腕の中には可愛らしい赤ちゃん。



男の人は春沢に似てるからきっと春沢のお兄さんだろうな…







.
< 37 / 342 >

この作品をシェア

pagetop