キミの隣は特別席


この数字は……誰が見てもわかるぞ?そうとうな赤字だ。このままだと倒産だな…

…だから俺と結婚(婚約)したかったんだ。灘崎はこれを知っているから言い寄ってくるのか?





「それだけじゃないぜ?これ見ろ。」

藤本さんは俺にもう1枚書類を見せた。



「なんだ!これ!?」

「驚いただろ?これ表に出せば、一発で灘崎消えるかもな。」

ニヤっと黒い笑みを浮かべる藤本さん


この人どうやってこれ調べたんだろ…聞かない方がいいか…この人も怖いし…兄貴同様に。



「それ使うかどうかは優一しだいだから。」

兄貴が美紀をあやしながら言った。

「うん。最後の切り札として使うよ。」





城田と義姉さんがいる2階に行った。


コンコン-

「準備できた?」

と聞くと、部屋の中から城田が返事をして出てきた。

さっきの私服は可愛かったでも、今目の前にいる城田は可愛いよりも綺麗という言葉が似合っている。でも気持ちとは裏腹に出た言葉はひどかった。


再び車に乗って、灘崎と約束しているホテルに向かった。城田の質問に答えているとホテルに着いた。







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