キミの隣は特別席

「城田、お前なにしてんだよ!」

「ごめんなさい…」


「…はぁ…割れてるから触るなよ?ゴミ箱取って来る。」

意外と優しいところあるじゃん!

「春沢…ごめんね?」

コップを片付けてる春沢に謝った。

「別にいいよ…これ片付けたら家まで送るよ。」

時計を見ると、5時30分ぐらいを指していた。





―帰り道―

「こっち?」

「そこ左に曲がった所だよ。」

「意外と近いな…学校まで徒歩で15分ぐらい?」

「そうだけど…絢んち寄って行くから20分かかるよ。」

「ふーん。」

‘ふーん’って…わざわざ質問に答えたのに!








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