キミの隣は特別席
マナside



そろそろ期末テストが始まる。そんなことより今気になることが…



「これあいつにも渡しといて」


今はお昼休み。暑くなってきたから、空き教室で勝手に冷房つけて、弁当を食べている。

あたしの目の前には優一。松堂に何かを渡している。



「ねぇ、それなに?」

「これ?」

優一は手に持っていた黒色の細長い物を見せた。あたしは頷いた。


「この中に灘崎の会社のデータが入ってる。」

メモリースティックのよう…

「データ?」

「もしかしたら灘崎を潰せるかもしれない。」

…はぁ?そんなデータどこから手に入れんの?!








.
< 98 / 342 >

この作品をシェア

pagetop