鮮やかなもの
‐皆が寝静まった深夜。

優心はまず萌美を包丁で刺した。

「千幸はもっと苦しかったはず…。
ねぇ、包丁で刺されるってどんな気持ち?どんな気持ち?」

「…あんたは…まともじゃない…」

苦しそうに言う萌美に、

「それは…あなたでしょう?」

微笑み、包丁を抜くと萌美の身体から血しぶきが出て萌美は倒れた。

そのあとは、黎と義母のお腹を何度も包丁で刺し、義父には恨みはなかったが、刺した。
そして家を出て、火を放った‐。
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