my sweet house〜イケメンと一つ屋根の下で〜



同居人について気にならないのも変だけど、なんかあいつのことを知りたい。


なんか俺変だぞ。


極力関わらないつもりだったのに、自分からあいつに近づいてる気がする。


あいつが面白いやつだからか?


分からないまま、伸行の授業は終わった。


帰り際に、


「今度はもっと簡単なプリントにしてよ。」


と伸行が眉間にシワを寄せた。


「俺に言ったってどうにも出来ねぇよ。諦めて勉強するんだな。」


と言って、車に乗り家に帰った。


玄関のドアはカギが開いてる。


開けると中からカレーの匂い。


「カレーか。」


俺は二階の自分の部屋に上がった。


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