my sweet house〜イケメンと一つ屋根の下で〜



『事故らないでね。』


ふざけて私が言うと、


「生きて帰れると良いね?」


と言って、ハンドルを握った。


助手席からなおちゃんを見てみると、今まであんまり意識したこと無いけど、なおちゃんって格好いい。


モテるって聞いたことはあったけど、彼女とか居なかったし。


でも格好いいと思う。


美少年ってやつ?


信号で車が止まってなおちゃんは、私に


「視線が気になるんだけど。」


と言って私のほっぺたを、ツンツンとつついた。


『ごめん。なんか見とれちゃった‥。』


急に恥ずかしくなって、バックを抱きしめて俯いた。


「なんだそりゃ。」


なおちゃんは笑って、再び車を走らせた。


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