my sweet house〜イケメンと一つ屋根の下で〜



部屋に入って行くと、


『そうだ!ちょっと携帯貸して。』


そう言って、俺の携帯を持って隣にある自分の部屋に向かった。


物音が少ししてから、


『湊ライターとかある?』


俺の携帯と自分の携帯と、何かを持ってきたあいつ。


「あるけど。」


机の上にあったライターを手にとって、火を付けて見せた。


かすかに部屋が明るくなる。


『良かったぁ。これに火付けて?』


差し出して来たのは、ハートの形をしたキャンドル。


「ん。」


火を付けてやって、それを机の上に置く。


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