「君を絶対愛さない」と言ったクールな警視正に滾る愛を刻まれました
「役に立つこともありますし、趣味的な部分もありますね。インテリアコーディネーターの資格も持っているんですけど、その時に知識を得るのは楽しいなって改めて感じて。興味があるものは結果にこだわらずチャレンジしたいんです」

 きらきらとした瞳で語る姿に思わず見惚れていて、我に返ってお茶の入ったグラスに口をつけた。

 カッコいいという表現が女性である美月ちゃんに相応しいのか分からないけれど、ひたむきに努力する姿勢はまさにその言葉がぴったりだ。

「凄いな。応援してる」

「頑張ります」

 美月ちゃんはふふふっと可愛らしく笑って食事を再開した。明日からのタイムスケジュールを確認し、食べ終わった後も小腹が空いていると言う美月ちゃんと冷凍庫にストックしてあるアイスを食べ、穏やかな昼下がりは過ぎていった。


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