「君を絶対愛さない」と言ったクールな警視正に滾る愛を刻まれました
後からやってきた数人と一緒にエレベーターにのり、生活雑貨部のある三階フロアで降りる。
ドアを開けて挨拶をしながら自身のデスクへ移動しながら違和感を抱いた。なんだかいつもより空気が重たい気がする。
なにかあったのかもしれないと、部署全員が共有しているメールボックスを開いてひと通り目を通したが、特にトラブルが発生したという報告は入っていない。
顔を上げてフロア全体を見渡すものの、それぞれモニターや資料に目を通している姿は日常となんら変わりない。
もしかして無意識に私が情緒不安定になっているだけなのか。
気持ちを切り替えようとしたところで、私よりひとまわり年上の同僚女性が出社し、斜め前のデスクに鞄を置いた。
「おはようございます」
挨拶をすると、先ほどの同僚と同じように目を合わさないまま温度の感じられない声音で「おはよう」と返された。
心臓に氷をあてられたかのように冷やりとする。拍動が速くなり、息苦しさを感じた。
明らかに素っ気ない態度を取られている。
ううん。さっきも似たようなシチュエーションだったから、過敏になってそう思い込んでいるだけだ。
ドアを開けて挨拶をしながら自身のデスクへ移動しながら違和感を抱いた。なんだかいつもより空気が重たい気がする。
なにかあったのかもしれないと、部署全員が共有しているメールボックスを開いてひと通り目を通したが、特にトラブルが発生したという報告は入っていない。
顔を上げてフロア全体を見渡すものの、それぞれモニターや資料に目を通している姿は日常となんら変わりない。
もしかして無意識に私が情緒不安定になっているだけなのか。
気持ちを切り替えようとしたところで、私よりひとまわり年上の同僚女性が出社し、斜め前のデスクに鞄を置いた。
「おはようございます」
挨拶をすると、先ほどの同僚と同じように目を合わさないまま温度の感じられない声音で「おはよう」と返された。
心臓に氷をあてられたかのように冷やりとする。拍動が速くなり、息苦しさを感じた。
明らかに素っ気ない態度を取られている。
ううん。さっきも似たようなシチュエーションだったから、過敏になってそう思い込んでいるだけだ。