誰よりも1番で
あれから色々乗って今は17時そろそろ暗くなる頃
周りの人は皆この時間を待ってるんだよね?
クリスマスツリーが光だし小さな子供は目を輝かせ
カップルは手を繋いで笑顔で歩く
これから先別れがあるのになぁと現実的な事を思いながらすれ違う人を見る
「次は何する?」
「んー?どーしようか?」
あ……。
あの男……。
あたしの元カレ
あたしがこの世で1番嫌いな人最悪……
「よ!久しぶり」
声……かけられた……
「ひ……久しぶり……」
「なになに?彼氏?ダブルデート!?」
「誰コイツ」
「あの……言ってた……」
「あー!こいつが!?
はづに何か用でも?」
「誰?友達?」
「はい!はづの親友です!」
「へー?こいつめんどくさいでしょ?」
「はい?」
あ。咲優怒らせた……。
「何がめんどくさいんですか?そーいうあなたこそめんどくさいですね?用がないなら声かけないでください!楽しい雰囲気台無し意味わかんない!」
「ちょ!咲優やめとけ」
「は?」
「やめろって!」
「わかったよ。金輪際声かけんな!」
「咲優言い過ぎ」
「ちょっと腹たっちゃってヘヘヘッ」
いや分かるんだけど
ダメだ頭から離れないあいつの顔が……
あいつが近づいてくる……やだ……やだ……無理……無理……
「ハァハァハァ……ハァハァ……」
「はづ!!」
「おい!大丈夫か?」
「はづ!ごめん!大丈夫??ねぇ?大丈夫??」
「ゆっくり息して」
「ごめん」
「咲優落ち着け
お前がパニックになってどーすんだよ」
「うん」
「立てるか?」
「荷物持つよ?」
「サンキュ
ちょっと端に行こう?ゆっくりな?」
「ハァハァすみ……ません……」
「いいよ」
「また……迷惑……ハァハァ」
「気にすんな」
「はづごめん」
「……いい……よ……」
「落ち着いたか?これ何に見える」
え?バカにしてんの?こいつ
「いいから応えろ」
「1」
「これは?」
「2」
「……大丈夫だな……脈も落ち着いた。」
「すみません」
「謝んな」
「はい」
何しに来たんだよ今日ホントついてない……
迷子の最後に
てかあいつ横に女いたよな?ざぁみろあの女
絶対可愛くなってやる!
見返してやるからな?ブス!